海獣の子供を謳歌する

f:id:nakano2uka:20190613191308p:plain


 

中野を謳歌 第10回 海獣の子供謳歌する。

このブログはフィクションであり、筆者の妄想と夢で出来ている。真に受けたことによる一切の責任は負いかねるので悪しからず。

 

単刀直入に書こう。

この記事、海獣の子供の映画が面白かった話である。

 

突然だが、私は前々から映画鑑賞時の音が気になっていた。音が大きすぎるのである。要所要所の轟音が私の鼓膜を激しく振動させ、せっかく映画に没入していても轟音で興ざめする、ということが少なくなかった。

そんな悩みに解決策が出た。イヤホンを使うのだ。カナル型(耳栓のように密着するタイプ)のイヤホンを耳にはめておくと、轟音が軽減されてとても良い。着脱も簡単なので、よく聞きたいときは外せばいい。

 

映画の話に入ろう。まず、映画鑑賞の約二時間は一瞬にして終わる。夏休み最終日の「今年の夏休みは一瞬で終わった気がする」という時の感覚と同じである。まるで夢のような時間だ。ネタバレはする気はないが、最後に米津玄師さんの海の幽霊が流れた瞬間、あっ終わってしまったのか……という吐息が漏れる。これ以上の幸せがあるのだろうか。思いつかない以上は反論しようがないので暫定一位である。

 

次に音楽。担当されているのはジブリ等の劇伴でおなじみの久石譲さん。ジブリ映画を見ていて感じる幻想感や広大さは本映画の音楽にも多く含まれている。サントラを買って聴いてから映画を観に行ったので、映画内で流れた時により深く聴き込めた感覚があった。海の深さと恐ろしさをまとった音楽に重なる美しい映像は素晴らしいというほかない。

 

music.apple.com

 

しかし予告編を観た時、この映画を見ることに少しばかり恐怖を感じていた。その理由は、予告編最後に流れる超巨大なクジラである。自称巨大物恐怖症の私には画面いっぱいのクジラを劇場で見るのは不可能ではないかと思われた。だが、どうしても観たい要素が多すぎるので、恐怖心を振り切って映画館へ向かった。

 


【6.7公開】 『海獣の子供』 予告1(『Children of the Sea』 Official trailer 1 )


【6.7公開】 『海獣の子供』 予告2(『Children of the Sea』 Official trailer 2 )

 

同じく巨大物恐怖症の人らのために記述しておくが、クジラ等の巨大な海洋生物が登場するシーンはほとんどない。目をつむれば回避できるレベルなので軽度の恐怖症の方なら難なく見れるはず。不安な方は予告編で耐えられるかどうかで判断すると良い。

 

あとは、とにかく表現が美しい。映像という点では特に光の表現が美しい。海中から見える水面の光であったり、ヌラヌラと光る魚たちの体、登場人物たちの瞳の輝き。光が美しいというのは、夜の暗さや闇が美しいということでもある。

 

一つだけネタバレするとするなら、エンドロール後にも映像があるということくらいだ。内容については言及しないが、とても興味深い内容だった。

 

ということで全く内容に触れずにここまで来たが、実際見終わった後、内容について語れるほど深く理解することは不可能であった。この宇宙で人間が理解できることなど殆ど無いので、実質この映画は宇宙である。ユニバース。

 

屁理屈をこねたが、実際私は映画の美しさに見惚れていただけなのだ。もし内容を知りたいなら原作を読めとしか言えない。見て読んで損するような作品でないことだけは確かである。

 

最後に、これを読んでいる時、劇場で観られるのであれば是非とも観に行くことをオススメしたい。一番おすすめなのは観に行く3日前からサントラを聴き込み、映画館に向かいつつ海の幽霊を聴く。あとは映画前にしっかりお手洗いに行って水分補給は程々にしておくことを意識しておくと良い。映画後半に尿意でモゾモゾすると大変だから。(実体験)

 

 

 

 

 

information         

良ければ、各種SNSのフォローよろしくお願いします。

twitter : @nakan_o_uka

instargram : @ouka_nakano

pixiv : @nakan_o_uka

tumblr : @nakan-o-uka