筆箱はロマンである。(ロールペンケース編)
文房具はロマンである。【第三回】筆箱はロマンである。
この企画は、デジタル化が進む現代においての文房具のあり方について考え、社会的な視点で文房具好きが語る……というものではなく、私が使って「これは誰かにオススメしたいぞ!」と思った文房具を独自の視点という名の愛と偏見で皆様を文房具店へと誘うという企画です。
ものすごく久しぶりに筆箱を購入しました。というのも、文房具を使わなくなり始めてきていたのです。まぁこのブログ自体パソコンやスマホでちょこちょこ書いているのですが、最近、絵の勉強を始めたので鉛筆が数本机の上でコロコロしていたり、通販で買ったダンボールを開けるためのカッターだったりと、雑貨が散らかっていて机が汚いのです。
机の上を綺麗にする上でこの散らかった雑貨をまとめておくのは必要条件だということにたどり着き、机は汚いまま文房具店へと向かうことにしました。
最近は立てられる筆箱が勢いを増していて、かくいう私もネオクリッツとシリコン製のスタンドペンケースも持っていました。
ネオクリッツの方はスリムタイプとスタンダードタイプの両方を持っていましたが、デザインがちょっと好みではなくなってきたことと、その頃には使い古してボロボロになっていたので今はもうありません。ですが当時、立てられるペンケースというのは筆箱界の革命児的存在だったように思います。初めて筆箱が立った時はクララが立ったときくらいの感動を覚えたものです。嘘です。本当は1円玉が立ったときくらいの感動でした。
コクヨ ペンケース 筆箱 ペン立て ネオクリッツ ミニ F-VBF132-2
- 出版社/メーカー: コクヨ(Kokuyo)
- 発売日: 2014/06/04
- メディア: オフィス用品
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シリコンのスタンドペンケースの方は製図用シャープペンばかり使っていたせいで、底の折り畳まれる部分が槍のように刺さって裂けてしまいました。あの触ったときの質感は大好きでした。二の腕を触っているようでした。ちなみにおっぱいと二の腕の質感は一緒らしいので、このペンケースは実質おっぱいです。嘘です。
閑話休題。
私はいくつかの文房具店をさまよった結果、2つのペンケースを買ってきました。
今回紹介するのは、買ってきたうちの一つ、デルフォニックスのロールペンケースです。
巻物のようにクルクル巻いてトイレットペーパーの芯を一回り大きくしたようなくらいの縦長の筆箱です。帆布というその名の通り、船の帆に使われるほどの丈夫さを備えた布をつかっているので、槍のように尖った製図用のシャープペンでも安心。
色の種類は、赤,オレンジ,黄色,オリーブ,スカイブルー,ダークブルー,ベージュ,黒の8種類。デニム生地のモノを合わせたら9種類というたくさんの種類があります。今回買ったのは黄色です。
容量は、ボールペン程度の太さのペン5本分に加え、消しゴム程度の太さのものが入るスペースが2つとなっています。私はこの広めのスペースにはカッター(オランテ)や定規、シャープ芯や消しゴムを入れてちょうどいいくらいでした。ちなみに、細い方のスペースは、一般的な万年筆であれば一本、鉛筆なら二本入ります。
私がこの筆箱を選んだ理由はほぼ一つ。カッコイイから。
巻物を開くと文房具がズラリ。なんだか秘密の7つ道具みたいでロマンが溢れてきます。実際にポケットは7つですし。
十徳ナイフしかり、開くと変形する化粧道具箱(トイ・ストーリー2で出てくるヤツ)しかり、人間は変形と収納が大好きです。意味なく十徳ナイフを持っている軍隊かぶれのクラスメイトはいませんでしたか? 私の周りにはいました。彼は今一体何をしているのでしょうか。
ともかく、このコーナーのタイトルは「文房具とは、ロマンである。」なのです。ロマン重視で選ばずして一体何を選ぶのか。
そう書くと機能性が少ないようにも思われてしまうかもしれないので訂正を。
一般的な筆箱でありがちな、ごちゃごちゃしていてペンを取り出すとき筆箱を掘り起こさないといけないというイライラ、このロールペンケースなら、ひと目でどこにどの文房具があるのか分かるので、ペンを取るのに手間取らないのです。さらに先程も書きました通り、帆布という丈夫な布を使っているので、製図用シャープペンや尖ったものをペンケースに入れて持ち運んだ際の揺れでペンが暴れて筆箱に穴があくこともありません。
どうです? 素晴らしいとは思いませんか?
ロマンと実用性を兼ね備えた筆箱、デルフォニックスのロールペンケースの話でした。
次回は、一緒に買ったもう一つのペンケースの話をしたいと思います。
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